本帰国が決まったら③
さて、心の準備はできたので、引っ越しの準備を進めなくては。
・荷物の仕分け、とにかく処分
イギリスの家は思っていたより小さかった、と以前書いたが、とはいえ日本の家の方が大きい、なんてことはあまりない。
いつの間にか増えてしまった荷物たち。我が家の場合は特に本、衣類、食器だ。
おもちゃ類の多くはもう使わないため、友人にもらってもらい、残りは処分。
子どもの衣類や制服は、ほとんど友人がもらい受けてくれたので、ゴミにならずに済んだ。
自分の衣類は、もう着ないものは思い切って処分。チャリティーの袋に入れて朝の回収へ。
本については、日本語の幼児用絵本は周りの日本人のご家庭にもらい受けていただいたのだが、反対に子どもの英語の本をたくさん買い込んで持ち帰ったので、量は減らないどころか少し増えた。しかし、日本で買うととても高いので、イギリスのbookpeople(現在はない)やAmazonで驚くほど安く購入した。
(後に機会があれば綴りたいが、買っておいたら読むかなぁ、と買った本にも当たりハズレがあった。)
・お世話になった皆様へ
子どものお友達へ、学校や習い事の先生へ、自分の友人達へのカードとお礼の品の用意…これが一番大変だと感じるのは私だけだろうか。
子どものお友達といっても、クラスメイトだけではない。何といっても日本人が多いこの学校の慣習なのか?同学年の日本人のお友達全員にプレゼントを配っている方がほとんど!!これってすごい数!!ということで、我が家はお菓子に決定。加えて仲良しのお友達にはカードと別のプレゼントを、また、クラスメイトには鉛筆と消しゴムを配った。…と思う(もう記憶がない)
友人にはそれぞれささやかなプレゼントとカードをお渡し。
お世話になった学校の先生にもカードとプレゼントを。
娘同士が仲良く庭で遊んだお隣さんにも、カードとプレゼントを用意した。
・日本の家族、友人へのお土産
これらは早めにまとめて買って、なんなら飛行機便に入れて送るのが一番。
我が家の場合、すぐに会うのは親くらいだろうし、親ならお土産の荷物が届いていないことくらいなんてことはない。ということで、あらかじめイギリスブランドのハンドクリームや紅茶やエコバッグを買い込み飛行機便に入れた。
お土産を手荷物で持ち帰ったのは、夫の会社へのお土産と隣近所へお配り用の少量のお菓子くらいだったような…。
手荷物には、飛行機便が届くまでの衣類や、子どもの学校用品を優先して詰め込んだ。また、帰国買いしたコートも心配なので手荷物に。
引っ越し荷物について、記録しておくべきこと、それは「できるだけ処分すること」だ。退去時、引っ越し業者が不用品を処分してくれるサービスを利用しない手はない。なぜなら、持ち帰ってやっぱり使わないから処分しようと思うと、大抵のものは粗大ゴミで有料だから。
我が家の失敗として、こちらで購入したベッドの上に敷く低反発マットを夫が持ち帰りたいというので、重いし大きいのにわざわざ送った。しかし、最初からわかっていたが、日本の自宅のベッドとはサイズが合わないため、結局数ヶ月置きっ放しにした結果、粗大ゴミに出すハメに…。IKEAで購入したベッド用のライトも、日本の電圧の違いが、「なんか暗い」と結局ゴミに…。
今、私は声を大にして言いたい!「捨てるなら引っ越しの時に!!」
と、いろいろ思うところはありつつも、なんとか荷物は日本へ。我が家は帰国までのスケジュールを考えて、船便2回、飛行機便は1回(通常2回まで可能だった)で引っ越しを完了した。
・日本の学用品を準備する
見落としがちな、帰国後の学校に関するもの。帰国して、住民票の転入手続きに行くと、そのまま学校の案内があり、早いとすぐに学校が始まる。この時に向け、日本のAmazonなどで購入したり、できるだけの準備を進めた。
幸いにも上の子はまた同じ小学校に戻るため、友人から何が必要か教わることができた。
覚えているものとしては、上履き、体操着、紅白帽、絵の具セット、リコーダー、習字セットなど。ノートや文房具は今あるもので足りないものを購入。
その他、日本ですぐ生活を始められるよう、必要なものも可能な限りネットで購入し、実家に送っておいた。
あとは数日を楽しく過ごして、帰るのみ!