中学受験は突然に④
下書きに保存して、そのまま時間が経ってしまった…
さて、9月から志望校の試験日まで、短いながらも我が子の挑戦の日々を、思い出すことのできたことだけ記録してみよう。
・やる気スイッチ不発の9月
親としてはこの時期が一番苦悩した。周りの子は2,3年あるいはそれ以上の期間塾に通い、休暇には講習を受け、すでにずっと先を行っている(ような気がした)。彼らは毎日何時間も勉強しているはずだ。なのに我が子ときたら…塾の宿題をサラッと終わらせてゲームをしている!!やる気あるのかっ?!と怒りの日々。
しかし、今考えると当たり前だ。今までそんな習慣がなかったのだから。いきなり始めた受験対策、もう時間はない!と焦るのは私だけ。本人は、ダメなら公立の中学に行けばいいし〜、といたって呑気な様子だが、本当は失敗したら悲しいから、平気なふりをして強がっていたことも母は知っている。やめたいとは言わなかったので、叱咤が多めの叱咤激励を続けた。
本格的にやる気を出したのは、多分11月くらいだったと思う。せっせと塾に通い、空いている日は塾の自習室に行っていた小さな背中が懐かしい。
・情報漏洩の10月
我が子の通っていた小学校は、中学受験をするお友達は当時はそんなに多くない、と聞いていた(実際は1月になると、隣のクラスの3分の1くらいのお友達が受験に備えてお休みしていたが!)。
ところで、私は子どもと「受験することを内緒にしよう」などと話し合っていなかったため、気づけば我が子が受験するという情報は、いつの間にか周りの知るところとなっていた。
子どもに聞くと、「友達に聞かれたから、正直に答えただけだけど?」とのこと。何人かのお友達には、志望校まで聞かれて話していた。「じゃあそのお友達は、どこを受けるの?」と邪な気持ちで我が子に尋ねると、「え、知らない。だって興味ないし。」とあっさり。
特に隠すことでもないし、我が子の学校では帰国受験をするお友達もいないようだったので、気にしないことにした。
一般的には、受験についての話はお友達としない方が良いのかもしれないが、雰囲気の良いクラスだったことも幸いし、我が子も一般受験で頑張っているお友達数人と、「お互い頑張ろう!」と励まし合うことができたようだったので、結果良しとしよう。
・焦りは禁物の11月
9月から受け始めたいくつかの塾の帰国生模試。9月、10月は飛行機に例えると滑走路を走っている状態だったが、11月はようやくわずかに離陸!3教科それぞれ点数が伸び始めた。特に算数は、本人も成長を実感していたようだった。
このままで間に合うのか?!過去問も始めたりした方がよいのでは??と焦る私。塾の先生の話では「今はまだ基礎から応用に入ったとこで、過去問を解く段階ではありません」とのこと。なるほど、焦りは禁物。お任せするしかない。
ちなみにこの時期に、遅ればせながら滑り止め校を決定した。
・正念場の12月
いよいよ受験まで1ヶ月。本人も先生たちも力が入る。この頃は放課後に塾の授業がない日は自習室に行っていたのだが、たしかコロナ禍で風邪が流行り始めたりしたため、自習室に行く回数を減らしたり、何かと神経質になる時期だった。
そうは言ってもまだ小学6年生。我が家では、クリスマスと大晦日&元日はいつも通り家族で楽しく過ごしたのだった。
そしてなんと12月も終わりに近づいた頃、やっと過去問に取り組んでいた!先生の言葉「お母さん!なんとかなりそうです!」が私は未だに忘れられない。
いよいよ本番!
当日の心得だとか、こうした方がいい、あれはやめた方がいい、と綴るべきことは特になし。笑
多分、私の方が緊張してあまり覚えていない…。我が子も緊張している様子だったが、塾の先生が前日に電話をくださり、何やら励ましの言葉をかけてくれたようで、それが力となり、無事に合格を勝ち取ることができた。
最後に我が子が、「お母さん、僕、受験して良かった!」と言った時の満足そうな笑顔が何よりの思い出となった。