ロンドン 徒然子連れ

イギリス ロンドン 駐在員の夫と私、2人の子どもと共に過ごした2年半の備忘録です。

英検は、在英中に受けるべし

 「英検て、日本だけの資格なのに、なんでみんな子どもに必死になって受けさせるの?」

という過去の私に、今の私からの答え。

 「それはね、中学、高校、果ては大学受験に役に立つ資格だからだよ。」

 

 というわけで、ただイギリス生活を楽しめば良し!としていた過去の私に強く言いたい。

「子どもの英検は、在英中に受けるべし!」

 

 理由は2つ。

 1つ目は、子どもの英語が今まさにピークだから。帰国後、我が家のように普通に公立の小学校に入った場合、間違いなく子どもの英語力は落ちていく。スピードや程度は個人差があるとしても、英語で学校生活を送っていた時とは、英語に触れる時間が雲泥の差。これは仕方ない。

 

 そして2つ目の理由は、試験会場の雰囲気だ。我が家は在英中、英検を受けたことはなかったので、あくまで友達から聞いた話だが、イギリスの試験会場は子どもばかり。よってアットホームな雰囲気もあるのだとか。

 対して日本はというと、小学生特に低学年が受験する場合、間違いなく目立つ。3級くらいだと、中高生ばかり(または小学高学年)で、子どもも要らぬ緊張をしていた。

 我が家の子が英検を受験した時は、大学が会場だったので、2級の時は大きな教室に小学生と思われる子はほんの数名。皆、保護者が横について受験票を記入したり手伝ったりしていた。子どもも、周りの人たちも、要らぬプレッシャーを感じたと思う。

 その後、準1級の際には、子ども(小学生か中学生)だけまとまった教室だったので、英検協会側で、何かしら配慮がされていたのかもしれない。しかしコロナ禍で、保護者が教室まで迎えに入ることができず、待ち合わせ場所を決めたりいろいろ面倒だった。

 

 以上の理由から、もし子どもが英検を受けるなら、ぜひ在英中に受験されることをお勧めしたい。

 

 中学受験の際、英検資格○級以上で英語の筆記試験が免除されたり、英語試験に加点がされる学校もある。取っておいて損はないらしい。

 しかし、在英中あるいは我が家のように帰国後すぐに雰囲気だけで簡単に合格した英検資格が、そのまま受験英語に通用したかというと、そう簡単にはいかなかった…。

 なので、我が家の場合は、あの時点で準1級の実力だった、というある種の記念となった。