ロンドン 徒然子連れ

イギリス ロンドン 駐在員の夫と私、2人の子どもと共に過ごした2年半の備忘録です。

イギリスおもしろ話 生活編

 渡英して知った、日本とは異なる面白い習慣の違いを思い出してみよう。

 

・挨拶の言葉の後に必ず"How are you?"

   これ、苦手なのは私だけ?おはよう、とか、こんにちは、だけにしてよ!!と毎回焦るのは私だけ??

 挨拶の後に必ずと言っていいほどついてくるこの"How are you?"、そして特に親しくない限りは深い意味はないらしい、ただの習慣と知ってまたびっくり。

 なので、もう絶対、反射的に"Good"と返すことにしていた。

 

 

・隣の人に気軽に話しかける

 バスや地下鉄を待っている時、スーパーでレジ待ちをしている時、、、隣の人がとにかく話しかけてくるのがイギリス。特にご年配の方は、相手がいかにも英語ができなそうな日本人でもお構いなし。

 よく聞く、深い意味のない天気の話もそうだが、バス停でバスを待つ時なんて、「あなた日本人?私日本人が好きなのよ。」から始まり、どこに住んでいるとか、家族の話まで一通り聞けてしまうこともしばしば。バスが来たら笑顔で終了。本当にただの時間潰し。

 

 

・何でも試す、そして返品する

 洋服の買い物をしていてよく見かけるのが、とにかくたくさん試着する人たち。試着室にもたくさん持ち込むし、セーターをその場で着てみる人もいる。試着室の出口には、試着したけど買わない服の山。

 そして返品する人も日本よりすごく多い。袋いっぱいに返品の服や靴を持ってくる人もいる。最初に見た時はすごく驚いたが、店員も普通に対応していたので、これが普通なのだろう。

 化粧品売り場も然り。テスターで真剣にアイシャドウを塗っていたり、口紅を普通に塗っていたり、、、それただメイクしに来ました?と思ってしまう人も見かけるが、特に誰も気にしていない。日本のデパートで化粧品を試したらなんとなく買わずに帰るのが気まずい時があるが、こちらの店員さんは、「全然いいよ。気軽に試してね!」という感じでなんの圧も感じない。

 ちなみに、パブでもどのビールを注文しようか迷ったら、試飲ができる。

 とにかく何でも試す国、イギリス。

 

 

・荷物の受け取りはご近所さんへ

 ネットで商品をポチッと購入し、指定した日の指定した時間にきちんと届く日本とは異なり、荷物が指定した日に届かなかったり、違うものが届くこともあるのがイギリス。

 最初に驚いたのは、不在票に「荷物は隣に預けました」と書かれていたこと。え!隣の人に?!と思ったが、どうやら普通のことらしい。幸いにも我が家は隣人が善い人たちだったので、何度お世話になったことか。時には庭でお互い「はい、荷物」と受け渡したりしていた。

 なお、荷物が預けられたお宅に取りに行ったが無かった、なんてトラブルも耳にしたことがあるのでご用心。

 

 

・なかなか素敵なご近所付き合い

 荷物のことで思い出した。イギリスでは年賀状はないが、クリスマスカードを送り合う習慣がある。

 学校の先生や友達、遠くに住む親戚のみならず、お隣りさん同士も!もちろんお隣なので、直接お家のポストに入れるのだが、これは素敵な習慣だなぁと感心した。

 ちなみに、日本では引越して来た方が近所に挨拶に回るが、イギリスでは隣の人が、「ようこそ、よろしくね!」とお菓子を持って挨拶に来てくれる。

 ダイバーシティなので、隣の人も外国人という場合は違うかもしれないが、イギリス人特にご年配の方はきちんとしたお付き合いのマナーがありそう。

 ゴミの回収日に旅行で不在にしていたら、ゴミバケツを出しておいてくれた、なんて友人の話も。

 我が家の庭は、垣根が低かったので、バーベキューをしていたら隣の人が出てきて立ち話をしたり、小さい娘同士、垣根を飛び越えて庭で遊んだりしていた。

 

 

・Museum の多くは入場料がタダ

 大英博物館、ナショナルギャラリー、科学博物館、自然史博物館、、挙げればキリが無いくらいたくさんのミュージアムがロンドンにはある。そしてそのほとんどは入場料が無料!特別展だけは料金がかかることが多いが、常設展だけでも充分楽しめる。

 子連れおすすめスポットの科学博物館や自然史博物館では、小さな子どもを連れたパパやママが、お弁当を持って訪れているのをよく見かけた。

 ちなみに大人におすすめは、V&Aミュージアムとナショナルギャラリー。どちらもカフェが素敵(味は普通)。

 イギリスは何でも値段が高いけれど、ミュージアムだけは日本よりお得。