ロンドン 徒然子連れ

イギリス ロンドン 駐在員の夫と私、2人の子どもと共に過ごした2年半の備忘録です。

初めてのプレイデイト

 イギリスの子育てで避けては通れない誕生日会、の次はプレイデイト。プレイデイトなんて言葉も知らなかった私。

 ある日、下の子のクラスメイトのママから「うちの子があなたの子とプレイデイトしたいって言ってるんだけど、いいかしら?」と言われ、「それ、何?」と聞き返して笑われたっけ。親切かつ日本人に慣れていると思われるそのママから、放課後一緒に遊びましょうと説明され、二つ返事でOKし、帰宅後に検索しました"プレイデイト"。

 

 日本と大きく異なるこのプレイデイト。一緒に遊ぶのみならず、軽食とか夕飯とか場合によってはお風呂まで、というではないですか?!

そのままお泊まり(スリープオーバー)なんてことも?!ハードルが、高すぎる…。

 

 さっそく日程を相談し、お互いの子の希望を聞いて、ママはなし(お友達の希望)で我が家に遊びにきてもらうことになった。

 連絡先は知っていたので、アレルギーや食べ物の好み(ハラルなのかとかビーガンなのかなど)を聞いておいた。

 さて当日。放課後、お友達も一緒に我が家へ。お互いシャイな性格なので、ニコニコ、モジモジ…。家につくとさっそく2人でお庭でおやつタイム。その後は部屋に入って何やら楽しそうに遊んでいた。夕方、軽食の時間には、子どもと一緒に巻き寿司(きゅうりのみ)を作って食べた。巻き寿司はイギリスの子も好きだし、何より楽しんで作って食べられるので、我ながら良い作戦!

 そしてママがお迎えにきて、初めてのプレイデイトは無事に終了した。

 子どもも「楽しかった、また遊びたい」と満足そう。日本人以外のお友達と、放課後に遊ぶことがなかったため、母は少し感動したのだった。

 

 現地のお友達をたくさん呼んで、一緒に家で映画を観たり、お誕生日会を開いたり、、というのは私たち親子にはちょっとハードルが高くて出来なかったけれど、「次はうちに来てね!」というお誘いでお友達のお家に行ったり、他のクラスメイトを誘ったり、以後は何度かプレイデイトを楽しんだ。

 

 現地のお友達たちは、もっと気軽にプレイデイトをしているのかと思いきや、あるお友達のママから「うちの子、プレイデイト初めてなの。だからすごく楽しみにしていて。」と言われた。イギリスも共働きの家庭が多いので、みんな忙しいのだろう。この辺りの事情は日本と一緒だ。

 

 正直、英語ができない母にとっては、放課後遊んだりお泊り会をするのは、日本人のお友達の方が断然気楽なのだけれど、、何事も経験。子どもにも、そして私にも、良い思い出になった。