ロンドン 徒然子連れ

イギリス ロンドン 駐在員の夫と私、2人の子どもと共に過ごした2年半の備忘録です。

primary schoolのこと①

 イギリスの小学校はprimary schoolということも、赴任が決まるまで知らなかった私たち。

 小学校でのあれこれを思い出してみよう。

 

日本と同じところ

・クラス担任の先生が基本的に全て担当

 体育(P.E)、音楽、第二外国語以外は教室で担任に先生とお勉強していた。もちろん日本と同じく、当たり外れや相性の良し悪しもある。人間だもの…

 

・体操着がある

 P.Eキット、なる体操着を持たせるのだが、多分学校によって、色が決まっていると思う。我が家の子たちの学校は、上下黒(ネイビーでもバレなかったけど)。また、P.Eシャツと呼ばれるTシャツも、指定のカラーがある。

 ちなみに、P.Eシューズという体育用の靴もあったが、どうみても日本の上履きの真っ黒バージョンだった。我が子の周りで持ってきている子は少なく、みんないつも黒のスニーカーなのでそのまま体育をしていた。

 

・給食がある

 school mealという給食があるのは日本と同じ。ただしあまり美味しくないのと、パックランチ(お弁当)を持参しても良いのは日本と異なる。

 給食はyear2までは無料。その後は、スクールミールのサイトからチャージしておけば、食べた回数分代金が引かれるシステムだった。

 このチャージと引き落としのシステム、なんていうんだったろう…思い出せないけれど、給食とは別に、学校にもあって、スクールトリップ(遠足)の費用とか、諸々の支払いができて便利。しかし!本帰国が決まり、解約する際に、どちらかのサイトは返金ができないので、ギリギリを攻めてチャージをした。笑

 

・小規模な運動会?大規模な学芸会?

 6月はイギリスではとても良い季節。空は晴れ渡り、暑すぎず寒くもないちょうど良い気温。そんな頃に「スポーツデー」というイベントがあった。日本の運動会かな?と思うと笑ってしまうのだが、低学年は小さな障害物競走やお玉リレー、カンガルーリレーみたいなことをしたり、高学年は50mくらいの短距離をしたりする日。保護者も周りで自由に見学できる。わずか2,3時間で終了。

 一方、12月にあるのが「クリスマス ナティビティ(Christmas nativity)」。キリスト誕生やクリスマスに関する劇、歌の発表会で、これがなかなか本格的だった。キャストに選ばれると、当然だが英語のセリフと演技もあり、私はただドキドキしながら見ていた。小さな子たちは、ドンキー、キャメル、シープの被り物をしていたり、天使の役や星の役では真っ白なドレスだったり、もう可愛い♡の一言。

 ただし、公立の小学校なので、宗教上の理由で反対の意見もあり、どのような催しになるかは学校により異なると思う。

 

・遠足の付き添い

 日本の幼稚園や保育園で時々ある、行事のお手伝い。これと似ていることで、スクールトリップで引率のお手伝いがあった。一緒に同行して、道を歩く時、バスや地下鉄に乗る時に、子どもの安全に注意するボランティアで、基本的に保護者の立候補制。英語ができなくても大丈夫な場合と、ちょっと厳しい場合がある…。

 参観日がないので、この機会に我が子の様子を見たい!という保護者が積極的に手を挙げていた。

 

 学校行事のお手伝いは、ほとんど100%ボランティアなので、日本のように半ば強制的な当番制ではない。とても気楽だし、ボランティアで参加すれば、たとえ英語ができなくても他の保護者ボランティアは親切に接してくれる。

 子どもは英語もわからないのに学校に放り込んでおいて、自分はそのリスクを取らないのもフェアじゃないかなぁ、、と思い参加してみたら、これが結構楽しくて、良い思い出がたくさんできた。

 でもやっぱり会話が、、と思う時は、フェスティバルで販売する食べ物とか、クラスパーティのために募集されている物を出すことに協力するだけでも良いのだ。だって、ボランティアなんだから。