ロンドン 徒然子連れ

イギリス ロンドン 駐在員の夫と私、2人の子どもと共に過ごした2年半の備忘録です。

渡英にあたり 子ども編⑵

  渡英後の学校はイギリスの現地校(公立校)にしよう、と決まったら、さあ次はどの地域にどんな学校があるのかな?を考えなければならない。

 

  以前より減っているとはいえ、駐在員の家庭が多いイギリス ロンドンには、いくつかの日本人が多く居住している地域があるらしい。

  機会があれば後に書いておこうとおもうが、駐在員ヒエラルキー(渡英して初めて知った言葉!)を気になさる方なら、職業柄でどこそこ、という分布があるらしいのだが、そんなことは存じあげずで、①日本人学校が近くて、②日本人に人気の、西ロンドンエリアに目星つけて学校を調べてみよう、ということになった。

  日本人学校が近いところを考えたのは、もし長男がどうしても現地校に馴染めなかったら、転校しやすいと思っていたのと、土曜日の補習授業校に通いやすいためである。

 

  このエリア、私立、公立、教会系の学校だけでもなかなかの数がある。家庭の(家計の)事情で、授業料は無料の公立と教会系の小学校を選択肢にした。

 

  イギリスの公立小学校の場合、1クラスの人数は30人と定員が決まっていて、いくら希望してもいくら近くても、空きがないと入れない。ちなみに学校の規模は様々。そのため、まずはカウンシル(役所)に入学(編入)希望の学校をいくつか提出し、各学校のウェイティングリストに名前を登録する。後日カウンシルが空き状況に応じて「ここの学校が空いてますよ」と連絡をくれるシステムとなっている。

  学校によっても学年によっても空き状況は刻々と変わるので、残念ながら希望する学校にすぐに入れるとは限らないらしい…。

  複雑かつ心配すぎる…どんな学校かもよくわからない中、さらに空いていないと入れないなんて…。と、転勤すらしたことのない私は心配だけが募ったのを思い出す。

 

  今は便利な時代なので、何でもネットで調べられる。"エリア名,現地校"でググッてしまえば、諸先輩方のブログなどからそれとなくどんな学校なのか知ることができた。

  がしかし!ここで敢えて言うと!

調べすぎは、ダメ、絶対!なのである。経験上、ネットや知り合いのつてを駆使して、あれこれ評判などを調べて、石橋を叩いて叩いて渡って来たご家庭の方が、渡英後にお母さんやお子さんが苦労されている方が多いのだ。

  大事なところだけを理解し、学校選びはご家庭のポリシーを大切にして、ざっくり選ぶ。ダメなら変わる。これくらいの軽さも必要だと、今になって思う。

 

 

続く