ロンドン 徒然子連れ

イギリス ロンドン 駐在員の夫と私、2人の子どもと共に過ごした2年半の備忘録です。

渡英にあたり 子ども編⑶と英語

お父さん、先にイギリスに行くね

 

で始まった子ども達の渡英準備。

当時小学1年生の息子の第一声は「僕の学校、どうするの…」だった。心優しく心配性な彼は、自分は英語がわからない、とまず不安が先に。当たり前だよね。

一方、幼稚園年少の娘は「それ、どこ?みんなで行くの?お母さん一緒?」とわかっているのかいないのか…だった。

 

私も英語は苦手。大学のセンター試験は、文系にも関わらず英語が足を引っ張るタイプだった。

息子とともに、付け焼き刃と知りつつも英会話教室にそれぞれ2,3ヶ月通うことになった。

講師はネイティブの外国人である。

 

今ならはっきり言える。

私にとって、この数ヶ月は無意味だった!と。

だって、ハローとかしか知らないのに、毎回英語オンリーで趣味や今日の予定を言うのでレッスン時間が過ぎてしまって、自分でも「なんか、ちょっと違う…」と思いつつ続けたけれど、イギリスに行って役に立ったことが全然なかったのだ!

それなら、例えば海外在住経験のあるママさん先生(日本人もしくは日本語ができる外国人)から、シチュエーション別に「こんな時はこう言います」をレクチャーしてもらった方が全然良い。

そういう教室はないのだろうか…あったら絶対そこをお勧めしたいものだ。

 

息子に関していうならば、私より成果はあった。

「外国人に慣れる」という点においては、だ。

実際に彼が身につけたものといえば、ハロー、サンキューなどの挨拶と、数を数える、くらいのもので、こちらも数ヶ月では全く役には立たない。

 

もし、これから渡英を控えている方には、英会話教室で「フォニックスを教えてください」とリクエストされることをお勧めしたい。

これは私が渡英後に、「ああ、日本でも先に勉強できたな」と思ったことだった。

 

ともあれ、息子は英会話教室にはとても意欲的に通い、講師の先生にも恵まれてよいご縁ができたのは幸いだった。彼(講師)が渡英をとても前向きに応援してくれたし、渡英後になんとロンドンまで会いに来てくれて、息子の心の支えになったのは間違いない。

今でも、息子のベストティーチャーは彼なのだそうだ。